和太鼓奏者の千葉響さんがピックアップマイクMSPを使用した口コミのメイン画像

千葉響さんのMSPピックアップを和太鼓に使ってみた

ピックアップメーカー123sound.jpが千葉響さんのアコースティック楽器用ピックアップマイクMSPの使用例をご紹介します。

和太鼓(わだいこ)にMSPを使ったご感想 from 千葉響

ピックアップ和太鼓取り付け位置、エフェクトセッティング

<MSPの取り付け>和太鼓の内側(一度皮を外し)に5mmのポジショニング磁石を入れて、外側にMSP本体とその上に5mmのポジショニング磁石を取付けた。 今回はフルカーボンの胴で普通の太鼓よりも少し胴が薄いので、細かな調整は取り付け後に行うこともできる。

<エフェクトについて>音質的にはノーエフェクトで聞くとやや打楽器特有のコンコンというアタック音が聞こえるがとてもはっきりと音を捉えてくれている。アタック音のきつい部分はEQを使いカットした。低音がしっかりしているので、和太鼓の出したい音域をしっかりカバーしてくれる。

和太鼓ユニット閾、閃雷、M's Japan Orchestraのライブ

<ライブでの使用>実際のライブでは2月に行われたロックバンドGLAYのアリーナツアー2015 Miracle Music Hunt千秋楽公演に出演の際に使用し、PAオペレーターからも良いという意見があった。
その後は閃雷10周年ツアーを回る中で、ライブハウス、ホール、野外など様々な会場で試しながら、調整を行ってきた。 どうしても和太鼓自体生楽器、牛皮を使っているので気温や湿度によってかなり音質や鳴りが変化するが、その都度EQやコンプなどエフェクターを調整することでかなりの威力を発揮してくれた。

閃雷(自身の和楽器バンド)の10周年ツアーファイナルでは、DJやキーボード、ベースなどの洋楽器とのパフォーマンスでも存在感を発揮してくれた。MOD系や空間系のエフェクトも綺麗にかけることができて、ベーシックな音作りから和太鼓で飛び道具的な不思議な音色までを表現することに成功した。また、演奏上のパフォーマンスにおいても強力なポジショニング磁石の威力で、ライブ中動き回ったり太鼓を回したり暴れたり(笑)する私のプレイの中でも外れる事もなく丈夫な作りになっている。

コンパクトで丈夫且つ音にもこだわったMSPピックアップマイクはとても素晴らしい力があると実感した。

<MSPの出会い~セッティングの変遷> 優れたマイクや、エンジニアでもなかなか触れる機会がなければマイクの立て位置や音質、音圧など様々な点で頭を悩ませる和太鼓。 特に、最近では担ぎ桶太鼓というギターのようにストラップをつけて演奏しながら自由に動き回ることができる太鼓を使うプレイヤーが増えている。実際私もこのスタイルを得意としているので、コンパクトで音質の良いピックアップマイクを探していた。

そこで見つけたのがMSPピックアップだった。インターネットを見ている時に見つけて「これだ!」と思いすぐに問い合わせた。実際和太鼓には使ったことがないということだったので私が実験させていただくことになった。

シンプルでコンパクトな外見で余計な配線や場所を取る必要がないことと、生楽器なので用途に合わせてマイクを付けるシーンと そうでないシーンがあるが、MSPは磁石での取付なので、簡単に取り外しが可能な点はMSPの大きな魅力だと思う。

実際に取付け、音を試してみる。元々アタック音も強くそのエネルギーの放出率もすごい楽器なので、他の楽器とのアンサンブルの相性などが、良くも悪くも問題視されて来た楽器であり、かなりの振動がマイクに直に伝わり「ビビり音」が目立ってしまった。
その次に和太鼓の胴の部分に取付けてみた。ビビり音がなくなりしっかりと音を拾ってくれました。


<MSPの課題> 使っていてとても使いやすくかなりいいです。可能であれば、やはり胴という離れた場所でも若干の破裂音(コンコン)があるので、周波数的にカットすべきか、付属していただいたフェルトを厚くするのか、取り付け的な問題なのかが解決できたらかなりいいなと思いました。

使用機材、太鼓正 担ぎ桶太鼓カーボンモデル、SoundPure 8011Ⅱ、YAMAHA GQ2015A、ZOOM B3、ZOOM MS-70CDR<使用機材>
・太鼓正 担ぎ桶太鼓カーボンモデル(和太鼓)
・SoundPure 8011Ⅱ(ワイヤレスシステム)
・YAMAHA GQ2015A(イコライザー)
・ZOOM B3(マルチエフェクター)
・ZOOM MS-70CDR(空間系エフェクト)

*2016年2月に千葉さんよりいただいたコメント。*

千葉響 Biography

千葉響さん上半身と和太鼓写真、略歴

和太鼓ユニット閾、閃雷、M's Japan Orchestraに所属。最年少にして存在感のあるムードメーカー。佐藤三昭の和太鼓ワークショップのアシスタントをはじめ、TAIKO LAB仙台の和太鼓講師も務める。雄勝中学校ではタイヤによる復興輪太鼓の指導等も行う。

02年ニューヨークで日本から初となる「同時多発テロ追悼公演」
06年「バリアートフェスティバル招待公演」に招集されバリと日本で公演。
07年「ミネソタ州ウイノナ公演」
12年台湾公演(計13公演)、台湾ランタンフェスティバル閉会式コンサート、韓国公演等海外でも活躍。
また震災後の11年には史上初となる東北六魂祭出演をはじめ松任谷愛介プロデュース「江差追分レクイエム」、山下洋輔とのコラボによるジルベスターコンサート「鎮魂と感謝」に出演。
2014年に行われたGLAY EXPOではGLAYとハイレベルなコラボを展開し55000人の観客を魅了した。

*千葉さんより情報提供。*

    

Other

3D-FACTORY、和太鼓ユニット閾、閃雷、M's Japan Orchestraサイト

<3D-FACTORYサイト>
千葉さんの所属するグループの情報がご覧いただけます。

祥雲さんのテント生地和太鼓にMSP、取り付け

<『ハロー音楽舎』代表K.Sさんより和太鼓へのMSPを使用したのご感想>
MSPは太鼓グループの「祥雲」代表の山内廣志氏から"太鼓の演奏にバリエーションを増やしたいのでエフェクターをかけたい"との相談を受けたのがきっかけでした。
「祥雲」で使っている太鼓はオリジナルのもので、皮にテントの生地を使っています。そのため音量が少ないという特徴もあります。 特にツリー太鼓という太鼓は回転する台に複数の皮だけを組み合わせているので、マイクなしには音にならないため、コンタクトピックアップを探しているうちにこのMSPを見つけ、ハロー音楽舎で購入し、試用してもらってます。 ピックアップ自体も優れていると思いますが、磁石で密着させるという方式は大変理にかなって、この太鼓にはぴったりだと思います。

祥雲さんのテント生地和太鼓にMSP、ライブ 祥雲さんのテント生地和太鼓にMSP、全体

MSPとは

磁石で取り付けるマグネティックマイク

マグネットサンドイッチドピックアップ、通称MSP(エムエスピー)。磁石で簡単に取り付けられる、国内・国際特許取得済の新しいタイプのコンタクトピックアップです。電池のいらないパッシブタイプのマイク。ピエゾとは思えない自然な音を実現できます。

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楽器を傷つけずに取り付け可能

磁石で楽器のサウンドボードをはさむだけで簡単に取り付けられます。楽器に穴をあける必要も特別な工具も必要ありません。粘着で楽器を汚すこともありません。届いたその日に取り付けができ、いらない時には外せるので、お手持ちの複数の楽器に使いまわせます。

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好みの音を探せる

MSPは取り付けた位置の音の響きをとりますので、取り付け位置が数ミリ変わるだけでも違う音色を楽しめます。様々な取り付け位置をお試しいただき、お気に入りの音色を見つけてください。お客様の使用例は下記リンクよりご覧いただけます。

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自然な音色

強力なネオジム磁石でピックアップを押圧することで、サウンドボードの響きをダイレクトにとることができます。これが123sound.jpの特許技術。楽器を傷つけず固定するだけでなく、個々の楽器の音の個性を引き出すことができるのも魅力のピックアップです。

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