MSP-V3ピックアップをライアーで色々研究してみました。
1番気になっていたポジショニング磁石がサウンドホールを通過できるかという件ですが、5㎜のものは、単独では通過できるもののマグネットセッターをつけた状態では通過できなかったので、3㎜をつけました。3㎜だとクッション材(※1)もつけることができました。
磁力の方は、3㎜1つではもう少し強い方がよいなあという感想です。
演奏ポジションについてしまえば、演奏中に落ちるということはありませんが、楽器を持って着席するときに気をつけないとコードの重みや少しの引っかかりで落ちてしまいます。
音質は素晴らしいので、気をつけて移動すれば問題ありません。
ポジショニング磁石の貼り付け位置は、裏面よりも表面の方がとがったいい音を拾ってくれました。
本当は、お写真とは逆の高音域の方に付けたかったのですが、ライアーの構え方の都合上、衣服が当たってしまい布ずれの音が拾われてしまうので、低音部に付けました。
アンプのエフェクトの低音部は下げて、高音部を上げて設定すると、全体的にいいバランスで拾ってもらえました。
サウンドホールが特殊な形なのでなかなか装着が難しく、付属の両面テープで磁石を固定しました。
今回アンプも同時にアコースティックに強いAERに替えたので、ピックアップだけの違いを純粋に研究できませんでしたが、かなり生音に近い音です。
どうしても音が変わってしまう(きつい金属音または、ぼーっとした放送のような音になってしまう)ので、今までライアーはできることならアンプに繋げたくないと思ってましたが、その抵抗感がなくなり、むしろ音響を通すのが楽しみなくらいです。
本番での音響の不安がなくなり、大変感謝しております。
使用機材:MSP-V3モデル、AERアンプ
※1:磁石に取り付けるクッション材。
*2019年5月に詩音さんよりいただいたコメント。*