ベイビーハープ、ラップハープ、ハープシクルハープ、パステルハープにMSP-Strongerストロンガーピックアップマイクを加工なしで簡単に取り付けミキサー付きアンプを使用

MSP-Strongerピックアップマイクをベイビーハープ~レバーハープに取り付け音質比較実験

123sound.jp(ワンツースリーサウンド)の磁石で取り付けるコンタクトタイプのピエゾピックアップマイクMSP。レバーハープ/アルパ奏者の奥村陽子さんと奥村さんの生徒さんにご協力いただき、MSPピックアップを7種類のハープへ取り付けて、音の比較をする実験を行いました。

MSPピックアップのメーカー123sound.jpによる実験レポート


加工せずに磁石で挟むだけのマグネット式でハープシクルのグランドハープシクルハープと青山ハープのサウルハープにコンタクトピックアップマイクを自分で取り付け 15弦ベイビーハープ、20弦ラップハープ2台のデュオ演奏をアンプ出力する際に必要な機材 マグネット式のピックアップマイクでサウルハープの反響板を磁石で挟み込んで簡単に取り付けた横からの写真 動画構成:

00:00~アルパのカメラ録音音源
00:15~アルパのMSPピックアップライン録音音源
00:26~33弦レバーハープ(グランドハープシクルハープ)のカメラ録音音源
00:39~33弦レバーハープ(グランドハープシクルハープ)のMSPピックアップライン録音音源
00:54~29弦サウルハープ(青山ハープ)のカメラ録音音源
01:10~29弦サウルハープ(青山ハープ)のMSPピックアップライン録音音源
01:25~26弦レバーハープ(スペシャルエディションフルシクルハープ)のカメラ録音音源
01:35~26弦レバーハープ(スペシャルエディションフルシクルハープ)のMSPピックアップライン録音音源
01:45~15弦ベイビーハープ(パステルハープ)のカメラ録音音源
01:58~15弦ベイビーハープ(パステルハープ)のMSPピックアップライン録音音源
02:12~ラップハープ(ototsubu/おとつぶハープ)15弦/20弦のデュオのカメラ録音音源
02:25~ラップハープ(ototsubu/おとつぶハープ)15弦/20弦のデュオのMSPピックアップライン録音音源
02:38~ストラップを使用する際のケーブルの取り回しについて
03:23~MSPピックアップの取り付け概要
※実験ではレバーハープ/アルパ奏者の奥村陽子さんと奥村さんの生徒さんにご演奏いただきました。ご協力に感謝申し上げます。


実験の目的: 大きさやメーカーの違う7種類のハープにMSPピックアップを取り付け、それぞれがどんな音質でアンプ出力できるかを検証する。

使用機材:

  • MSPピックアップ(Strongerモデル)+クッション材付き8mm厚ポジショニング磁石
     ※ototsubuハープ15弦のみMSPピックアップ(スタンダードモデル)+クッション材付き8mm厚ポジショニング磁石
  • Roland BA-330 Stereo Portable Amplifier(アンプ/INSTRUMENT入力使用/EQフラット/エフェクトなし)
  • Steinberg UR22mkII(オーディオインターフェイス/アンプのLINE OUTを入力/録音時も録音後もエフェクト・EQ調整は行っていません)
  • デジタルカメラ(カメラでの録音は内臓マイクを使用)

機材セッティング:
ハープ>MSPピックアップ>シールドケーブル(モノラルフォーン)>アンプ>アンプのラインアウト>シールドケーブル(モノラルフォーン)>オーディオインターフェース>パソコン
※すべての機材、録音ソフトにおいてイコライジングやエフェクトは使用していません。

MSPピックアップの取り付け:
各ハープにおいて、アンプのスピーカーから出る音が高音から低音までバランスよく出てることを目指して、取り付け位置を調整しました。

Roland BA-330アンプのセッティング、裏のコントロールパネル、つまみセッティングについて: 奥村さんが普段お使いのアンプ「Roland BA-330」にはINSTRUMENT入力設定がありましたので、それを利用してDI(インピーダンス変換装置)を使用せずにシールドケーブルを介すだけで入力するという、簡単なセッティングで音出しを行っています。
MSPピックアップの音質が分かりやすいように、アンプの設定はエフェクトを切ってイコライジングはフラット(12時の中立の状態)にして、音の調整は取り付け位置を変えることのみで行いました。デュオ演奏においては、アンプと生音を合わせて2つのハープが同時に聞きやすいよう、アンプにてそれぞれのチャンネルのボリュームを調整しました。アンプのマスターボリュームは演奏者が演奏しながら音の確認ができる音量まで上げています。

実験の結果:それぞれのハープの特徴も出ており、心地良さのある音色をアンプから出せたと感じました。音質に関しては、奥村さんにアンプを通すことによる電気っぽさが軽減されたと感じていただけたようです。

総評: 実験で使用したハープはメーカーや大きさに関わらず、問題なくスムーズに取り付け取り外しができ、アンプでの出力もハウリングなく行うことができました。音色に関しては好みもあるかと思いますが、現場でアンプの出力音と生音をミックスして聞いている感じでは、違和感なく耳なじみが良いように感じました。
ハープそれぞれの個性に加え、アンプの特性、ピックアップの特性、ピックアップの取り付け位置など、様々な要素が合わさって私たちの耳に音が届いています。 演奏会で使用するマイクやピックアップ選びでお困りの方に、今回の録音の実験が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

おまけ: ベイビーハープにストラップを取り付けて歩きながら演奏する際のピックアップマイクの取り回し方、取り付け方 実験中に奥村さんから異音がするとご指摘があり原因を探ったところ、ケーブルが楽器にあたる音でした。小型のハープの場合、ストラップをつけて歩きながら演奏することもあるかと思います。MSPピックアップはコンタクトタイプである特性上、取り付けている場所に響く音をひろいます。そのため、歩くことでピックアップのケーブルが跳ねて楽器にコツコツあたることがあるようです。動画でも触れておりますが、これはストラップにケーブルを巻きつけることで軽減できますので、ぜひお試しください。実験にてストラップで演奏することによって気づき解決できたこの事象のように、奏者さんや現場でしか気づけないことが、まだまだあると思います。疑問点などございましたら、ぜひ弊社までお寄せください。→music@123sound.jp

MSPピックアップ販売サイト:https://123music.jp
MSPピックアップ詳細:https://123sound.jp/msp.html
ハープにお勧めのピックアップキット:MSP-Stronger ピックアップ ハープ用キットhttps://www.123music.jp/?pid=122386220

奥村陽子さんプロフィール

日本人パラグアイ移住80周年記念文化事業代表奏者/アルパ奏者の奥村陽子YokoOkumuraさんプロフィール写真

奥村陽子(Okumura Yoko):アルパ&レバーハープ奏者

愛知県西尾市(旧幡豆郡)出身、アルパ&ハープ教室「ムシカグラティア(Musica Gratia)」代表

  • 第10回大阪国際音楽コンクール民俗楽器部門入選
  • 第7回全日本アルパコンクール銀賞、千葉日報社賞受賞
  • 2016年夏日本人パラグアイ移住80周年記念文化事業代表奏者

*オフィシャルブログhttps://blog.goo.ne.jp/yokoalpa より引用/2021年6月*

    

MSPピックアップのアルパとハープへの使用動画

MSPとは

磁石で取り付けるマグネティックマイク

マグネットサンドイッチドピックアップ、通称MSP(エムエスピー)。磁石で簡単に取り付けられる、国内・国際特許取得済の新しいタイプのコンタクトピックアップです。電池のいらないパッシブタイプのマイク。ピエゾとは思えない自然な音を実現できます。

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楽器を傷つけずに取り付け可能

磁石で楽器のサウンドボードをはさむだけで簡単に取り付けられます。楽器に穴をあける必要も特別な工具も必要ありません。粘着で楽器を汚すこともありません。届いたその日に取り付けができ、いらない時には外せるので、お手持ちの複数の楽器に使いまわせます。

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好みの音を探せる

MSPは取り付けた位置の音の響きをとりますので、取り付け位置が数ミリ変わるだけでも違う音色を楽しめます。様々な取り付け位置をお試しいただき、お気に入りの音色を見つけてください。お客様の使用例は下記リンクよりご覧いただけます。

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自然な音色

強力なネオジム磁石でピックアップを押圧することで、サウンドボードの響きをダイレクトにとることができます。これが123sound.jpの特許技術。楽器を傷つけず固定するだけでなく、個々の楽器の音の個性を引き出すことができるのも魅力のピックアップです。

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