オリジナル貼り付けタイプピックアップとは
電池不要、メンテ不要のオリジナルコンタクトピックアップです。様々なメーカーのピエゾ素子で試作を重ねたこだわりの製品です。楽器への加工が必要でプリアンプは付属しておりません。
種類と仕様
ケーブル長さ20cm | <標準ジャック(メス)>or<エンドピンジャック(メス)> |
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ケーブル長さ35cm | <標準ジャック(メス)>or<エンドピンジャック(メス)> |
ケーブル長さ20cm×20cm | <標準ジャック(メス)>or<エンドピンジャック(メス)> |
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ケーブル長さ35cm×35cm | <標準ジャック(メス)>or<エンドピンジャック(メス)> |
Montreux(モントルー)社製のモノラルジャック(標準ジャック)と 4 ConductorsEndpinJack(エンドピンジャック)を採用しています。
ジャックの取り付け位置と加工について
写真はあくまで一例で取付け位置は個人の自由です。 板厚の薄い部分には標準ジャック、エンドブロックなど板厚がある部分にはエンドピンジャックを使用して下さい。 楽器に穴を開ける作業になりボディに亀裂が入るなど損傷の可能性があります。 取り付けに不安がある方はお近くの楽器店に取り付けをご依頼ください。
パーツの交換やピックアップの取り付けは、それほど難しい作業ではありませんが、ある程度の知識・技術・工具などが必要になります。 取り付けに不安がある場合は、楽器店のリペアマンに作業を依頼することをおすすめします。 弊社のキットやパーツを取り付ける過程で生じた不具合、または利用したことにより生じた事故等、いかなる損害に関しても、123sound.jpは一切の責任を負いません。 123sound.jpの製品をお買い上げのお客様は、この点にご同意いただいた方のみとさせていただきます。
取り付け方法
標準ジャック
ここでの説明はFlea & Fluke(アメリカのメーカーのプラスチックボディのウクレレ)に取り付ける場合を前提にしていますが、一般の木製ウクレレについても同様の方法で取付可能です。 本キットの取付はすべて自己責任で行って下さい。 キットを取付ける工程で生じた不具合、または本キットを利用したことにより生じた事故等、いかなる損害に関しても、123sound.jp(乙女工房)は一切の責任を負いません。 Flea & Flukeに取付ける場合も他社製のウクレレに取付ける場合もすべて自己責任で行って下さい。
取り付けキットと道具の用意
オリジナルピックアップ(貼り付けタイプ)標準ジャックキット、ドリル(10mmと3mm)、リーマー、針金40cmぐらい、スパナまたはメガネレンチ(1/2インチ)ジャックの取り付け位置決め
通常はボトムから3~4cm上の真ん中あたりが適当です。 場所が決まったら、マスキングテープを貼って、ジャックのセンターがくる位置にマジックペンなどでマークします。取り付け位置の穴あけ
はじめは小さめの径(3mmぐらい)のドリルで下穴をあけます。次に10mmのドリルで本穴をあけます。 無理をして、力を入れすぎてはいけません。ドリルの先端が軽く触る程度でゆっくりと穴をあけて下さい。穴の調整
ドリルが貫通したら、穴の周りのバリをリーマーで整形します。 リーマーがない場合はサウンドペーパーを棒状に丸めて利用してもいいですよ。 穴の整形が終わったら、メスジャックがスムーズに穴に通ることを確認して、マスキングテープをはがして下さい。ジャックを取り付ける準備
針金を写真のように曲げて先端にフックを作って下さい。ここで弦をダラダラに緩めておくと後の作業がラクです。 メスジャックからワッシャーとナットを外しておきます。ジャックを楽器内部へ引き入れ
針金をサイドにあけた穴から通して、サウンドホール方向に差し入れます。 メスジャックを針金のフックに引っかけてからサウンドホールに投入します。 この時、軽くシールド線にテンションを加えながら、針金を引っ張るとジャックがフックから脱落するのを防げます。 あまり強くテンションをかけるとシールド線が断線する恐れがありますので注意して下さい。ジャックの固定1
針金をゆっくりと引き抜き、メスジャックをサイドの穴に貫通します。 針金のエンドから先ほど外しておいたワッシャーとナットを通して行きます。ジャックの固定2
ナットをスパナ(1/2インチ)で軽く締め付ければジャックの固定は完了。 このとき、締めすぎに注意です! ネジ山とナットの間にロックタイト(なければ透明のマニュキアでも可)をほんの少しだけ塗っておくとネジの緩み防止になります。ピエゾ(集音部分)の貼り付け1
サウンドホールの中からピックアップ(円盤)を拾い上げ、粘着テープの保護フィルムを外します。ピエゾ(集音部分)の貼り付け2
粘着面を指で触らないように上に向けてサウンドホールの少し下、力木を越えたあたりに、貼り付けます。 ここで説明している取り付け位置は、あくまでも123sound.jpの推奨ポイントです。 好みにより、よりマイルドな音を拾いたい場合は、ネックよりに移動して下さい。 輪郭のハッキリした高音やアタック音を強めにしたい場合は、ブリッジ寄りがお勧めです。取り付け前に表側で指で固定して音を出してみるのも、取り付け位置を決める参考になるかと思います。
エンドピンジャック
KALAのトラベルテナーウクレレを例に取付け方法を説明させていただきますが、一般のアコースティックギターについても同様の方法で取付できます。 なお、本キットの取付はすべて自己責任で行って下さい。 キットを取付ける工程で生じた不具合、または本キットを利用したことにより生じた事故等、いかなる損害に関しても、123sound.jpは一切の責任を負いません。
取り付けキットと道具の用意
オリジナルピックアップ(貼り付けタイプ)エンドピンジャックキット、ドリル(12mmと3mm)、面取りドリル、電気ドリル、針金30-40cmぐらい、 スパナ13/14mm、丈夫な糸(弦や釣り糸でOK) ※あるといいかも:自己融接テープ、または厚めのゴムテープジャックの取り付け位置決め
マスキングテープを貼って、マジックペンなどでマークします。取り付け位置の穴あけ
はじめは小さめの径(3mmくらい)のドリルで下穴をあけます。 無理をして、力を入れすぎてはいけません。 ドリルの先端が軽く触る程度でゆっくりと穴をあけて下さい。穴の調整1
ドリルが貫通したら、面取りドリルで面を取ります。 直径は13mm程度まで拡大してください。 面をきちんと取ることによって、綺麗に仕上がりますよ!穴の調整2
12mmの木工用ドリルで穴をあけます。 ドリルはハンドドリルがオススメです! 電動ドリルだと、力のコントロールが難しく、バリッ!っといっちゃう可能性大です!ジャックの取り付け準備
無事に貫通したら、拍手! 中に入った木屑をきれいにとり、弦をゆるめておきましょう。取り付け位置の厚み測定
あけた穴から針金を入れて、エンドブロックの厚みを測ります。ナットの位置決め
ナットの位置は、太いネジ山の部分がエンドブロックの厚みよりも2mmぐらい短くなるようにセットして下さい。 位置が決まったらエンドキャップとナットを14mmのスパナでしっかり締めつけます。 (注)左写真はダブルナットになっていますが、現在の仕様はシングルナットです。この部分の詳細は コチラのFISHMAN社 エンドピンジャックPDFマニュアルを参考にご参照下さい。 乙女のピックアップシリーズでは Montreux社製のエンドピンジャックを採用していますが、製品の仕様はFISHMAN社製 のエンドピンジャックとほぼ同等です。ジャックを楽器内部へ引き入れる準備1
細い方のネジ山にあいている穴に、糸を通して結びます。ジャックを楽器内部へ引き入れる準備2
あけた穴から、針金を通して、針金の先っぽに、【9】で結んだ糸をひっかけます。ジャックの楽器内部への引き入れ
ワッシャーとナットを針金の先から通して、エンドブロックに空けた穴まで導きます。ジャックの固定
糸をはずし、その穴に、次は針金を通して、固定しながら13mmのスパナでナットを締めます。エンドピンの取り付け
最後にストラップナット(エンドピン部分)をはめます。 これで、エンドピンジャックの固定は完了です!ピエゾ(集音部分)の貼り付け1
サウンドホールの中からピックアップ(円盤)を拾い上げ、粘着テープの保護フィルムを外します。ピエゾ(集音部分)の貼り付け2
ここで説明している取り付け位置は、あくまでも123sound.jpの推奨ポイントです。 好みにより、よりマイルドな音を拾いたい場合は、ネックよりに移動して下さい。 輪郭のハッキリした高音やアタック音を強めにしたい場合は、ブリッジ寄りがお勧めです。取り付け前に表側で指で固定して音を出してみるのも、取り付け位置を決める参考になるかと思います。おまけ
アタック音を抑えて、低音の響きをよくするために、写真くらいの大きさに切った自己融接テープを、貼り付けたピックアップの上からカバーするように貼ってもOK。ただし、張り過ぎると生音のボリュームが落ちますので注意して下さい。
<ご参考> 本品のエンドピンジャックは信頼の Montreux 4 conductors endpin Jack を採用しています。 ワイヤリングオプションについてはFISHMAN 4 conductors endpin Jackと同等ですので、こちらを参照して下さい。。
よく頂く質問
- Q.ギタ-にも通用しますか?
- A.ケーブルが35cmタイプのものもあり、ギター用としても多くの方にご利用頂いています。カリンバへの使用事例もあります。
- Q.ピックアップはどのあたりに取り付けますか?
- A.シングルの場合はサドルの上、ややネックよりの位置がオススメです。 しかし個々の楽器の個体差にもよりますので、あらかじめ取り付け前に表面にてピックアップを指で軽く押さえながら音を出し、取り付け位置の目安を探していただくのが良いかと思います。
- Q.ケーブルの長さは20cmか35cmのどちらを選べばよいですか?
- A.予定しているジャックの取付位置からマイク部分(ピエゾ部分)の取付位置までの長さを物差しなどで測定し、ケーブルの長さを決めてください。 ケーブルが長すぎますと、ケーブルがボディに接触してビビりの原因になります。 ウクレレの場合は20cmの方が適当かと思われますが、ご自身計測していただき、ご判断ください。
- Q.プリアンプなしでOKでしょうか?
- A.取り付け位置や楽器にもよりますが、ウクレレやギターであれば、直接アンプに繋いでいただいてもプリアンプの必要ない程度の音圧が得られます。弊社のピックアップもですが、ピエゾピックアップはハイインピーダンスなので、ハイインピーダンスに対応しないアンプやミキサーなどに繋ぐ場合は、プリアンプやDIなどを介してインピーダンスの変換を行う必要があります。また、ハイインピーダンス信号は環境の影響を受けやすい(ノイズがのりやすい)と言われていますので、なるべく短いケーブルでアンプに入力することをお勧めします。
- Q.ライブハウスでも使用できますか? ライブなどでミキサーに繋ぐ場合はインピーダンスを下げないと音が歪む可能性があります。DIなどでインピーダンスを下げてからミキサーに入力してください。ダイレクトボックスは通常どのライブハウスでも準備していると思います。一般的にライブでアコギを使う場合は下記のように接続すると思います。
- Q.ピックアップの取り外しは可能ですか?
- A.両面テープで張り付ける方式です。取り外し・張り替えはできますが、ピックアップ本体を破損しないよう、慎重に剥がしてもらう必要があります。 失敗しても当方では責任は負いかねますので、取り付けも、取り外しも、すべて自己責任でお願いします。
- Q.ピックアップを取つけると、生音への影響はありますか?
- A.ピックアップは楽器内部に張り付けますので、ケーブル線がサウンドボードや力木に触らないように注意して取り付けて頂ければ、生音への影響は特にないと思います。ケーブル線が楽器に触れるとビビり音の原因になります。
- Q.シングルタイプとダブルタイプの音違いは?
- A.音の違いは取り付け位置によって出るものです。シングルは集音部分が一つですので、音がバランスよく出やすいブリッジとサウンドホールの真ん中あたりに取り付けることが多いです。ダブルは2か所の音を拾うことができますので、1弦側+4弦側と取り付けたり、エッジの効いた音を混ぜるために一つはブリッジ寄りにつけるなど、色々な取り付けができるのが特徴です。
ピックアップ → プリアンプ (もしくはDI or エフェクター) → ミキサー
リンク
ピックアップの通販サイト 123music.jp |
メーカーである123sound.jpが運営し、オリジナル製品を販売している通販サイト(ワンツースリーミュージックドットジェーピー)です。 |
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アメブロ アコースティック楽器用ピックアップMSP |
ブログ「ウクレレ、ギターからウッドベースやハープまで使用可能!アコースティック楽器用ピックアップMSP」内の「貼り付けタイプピックアップ」テーマにて、お客様の声などをご紹介しています。 |
ハンサムレコーズ | 「NARUTO〜疾風伝」のエンディング「バッチコイ!!!」等で知られるハンサム判治さん率いる音楽レーベル。ハンサム判治さんご本人や所属アーティストさんのウクレレにご使用。ライブ本数が多く貼り付けタイプが便利かつ音質も気に入っていただけ、長年ご愛用いただいております。 |
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タカハシウクレレ工房 | 個人作家としてウクレレを手作りされている工房さん。シングルエンドピンタイプを、DONぐり2&DONべるというウクレレに標準装備でお使いいただいています。「パッシブタイプながらかなりパワフル(笑)。ライン録音でもステージでも活躍してくれます♪」とコメントいただいております。 |
山崎ギター工房 | ギター・ウクレレを製作する東京の工房さん。「シンプルになかなか音がいい」とコメントいただいております。 |
BALANCE COATED | 様々な音楽活動をされている坂本マニ真二郎さんのプロジェクト。エレキ三味線に当ピックアップを採用いただいております。 |