加藤功さんのMSPピックアップをジャンベに使ってみた
ピックアップメーカー123sound.jpが加藤功さんのアコースティック楽器用ピックアップマイクMSPの使用例をご紹介します。
ジャンベにMSPを使ったご感想 from 加藤功
このメーカーのいいところは、常に品質向上をされているという点ですね。
正直言って初期のころのMSPは、低音のビビリが気になっていました。
ただそれでもエフェクト効果としては面白いので、悪くはなかったのですが、
最新のものはそういったところがかなり改善されとてもクリアな感じになっています。
マイクと比較しても遜色ないところまで進化してきたと実感します。
今はホールでのライブにはマイクを使っているのですが、
野外で強風のためマイクが使えない場合や、
マイクに何らかのトラブルやマイクだと問題がある場面では迷いなくMSPを使います。また自分意外のギターなど他のミュージシャンの楽器に問題があった場合も使えます。
困った時の救世主ですね(^^)どんな時も手放せないアイテムになりました。
*2016年5月に加藤功さんからいただいたコメント*
Artist Biography
加藤功(かとういさお) 1960年 岐阜県生まれ
小学生の時に鼓笛隊に入り、初めてドラムに触れる。
高校時代はブラスバンド部に所属。
スネアドラム、シンバル、グロッケン、シロフォンなどのパーカッションを担当。
社会人となり仕事を持つ傍ら、ドラマー・パーカッショニストとして活動。
ライブハウスやイベントで、ジャズ、ロック、フュージョン、サンバ、ラテンなど、様々なバンドでプロ・アマ、多数のミュージシャンとセッションする。
パーカッションと音楽仲間は心中に流れるインプロビゼーションを引き出してくれる大切な存在。
2006年 冬 失意の中にありました。
家を失い、仕事を失い、大事にしていた楽器をすべて失い、家族さえも失う恐怖に怯えながら、いまにも消えてなくなりそうな自分の存在を、冷たい布団の中で自ら絶とうとしていた。
昼間は必死に明るく取り繕っている反動からか、暗くなるのが耐えられなかった。
夜が怖かった。
幸い、家族と離れ離れになることは避けられた。
全部売っぱらってしまったと思っていた楽器だったのだが、どういうわけだか、2本のコンガがいてくれた。
冷たいはずのコンガが妙に暖かく感じられ、硬い牛の皮に触れたら、応えてくれた。
「ボクはいつでもお前の味方だよ。」 と言ってくれてるような気がした。
幸か不幸か、わたくしは過去に、自己のエネルギーを、これでもか、というほど殺がれ、怖ろしいほどの孤独を味わいました。
つまらない身の上話になってしまいますので、詳しいことは言いませんが、本当に恥ずかしながら、音楽を演るエネルギーどころか、仕事に打ち込むエネルギーすら湧いてこず、息をするのもやっとのことで、アップアップの状態だったのです。
しかし、以前からの音楽仲間から励まされ、助けられ、2本のコンガがいてくれたお陰で、徐々に音楽(バンド)活動を始めることができ、ライブ演奏をするごとに少しずつ調子を取り戻し、半年ほどで本来の自分に近い状態まで戻れたのです。音楽が私を救ってくれた。こう言っても決してオーバーではありません。
なんせ、その半年前は、布団の中で震えていた男ですから(笑)
この先も音楽を続けていくことでしょう。ずっと音楽を演っていくと思います。
わたくしは、音楽家としてのマキシマム(絶頂期)を72歳とすることを決めました。
今56歳ですから、あと16年です。
16年もありますから、焦る必要はありません。
16年しかないですから、休むこともしません。
マキシマムといいましても、記念リサイタルをするとか、CDを出すということではありません。
毎晩ライブ演奏するわけでもありません。細胞・肉体は今よりも確実に衰えているでしょうから、自由自在に激しく演奏することは難しいかと思います。
ですが、より円熟味を増し、静・動を的確に使い分けられる表現力豊かな音楽家になることは可能だと思います。
それが理想です。
72歳までに。72になるまでは死ねません(笑)
♪加藤功オリジナル曲♪
仕事を持ちながらも、音楽活動で頑張っていらっしゃる、バンドマンの皆さんへの応援歌です。
いえ、音楽家だけにとどまらず、スポーツに打ち込んでいる方、絵画、陶芸、写真撮影など、芸術の分野で頑張っていらっしゃる方々、建築、物づくりなど、日本が誇る技術分野で精進されている方々、農業、林業、漁業など、なくてはならない仕事で頑張っている方々、ありとあらゆる分野で活躍されている方々、町工場の社長さん、自営業者でもサラリーマンでも、勉強に精をだしてる学生さんでも、家事を休みなくされている主婦の方々も、
年金で生活されているご老人でも、老いも若きも子供でも、老若男女ぜんぶひっくるめて、日本で暮らす一億二千万人総並列、すべての人が主人公になる時代の幕開けです(^^)
*2016年5月に加藤功さんよりいただいた情報*