Tokyo Gnawa TranceのMSPピックアップをゲンブリに使ってみた
ピックアップメーカー123sound.jpがTokyo Gnawa Tranceのお二人から頂いたアコースティック楽器用ピックアップマイクMSPの使用例をご紹介します。
ゲンブリにMSPを使ったご感想 from Tokyo Gnawa Trance
個体差が大きい楽器ですがもっと大きいゲンブリの場合、
コマをはさんで反対側(上)の方が音のバランスが良かったです。
音質について今まで使用していた、
コンデンサーマイクやダイナミックマイクと比較すると、
ふくよかさや立体的な音の再現が難しい点で「ピックアップ的な音」と感じます。
しかしそれは比較できないことで、ピックアップとしての音量、
音バランス、ライブでの利便性、取扱易さ、取り付け位置を変えられる、
見た目のスマートさ、という点で演奏者にとって大変ありがたい製品だと思いました。
*2016年3月7日にTokyo Gnawa Tranceさんよりいただいたコメント。*
*ゲンブリにはMSP三線・民謡三味線用キットがオススメです。*
その後MSP-V3(2017年1月より発売の新型MSP)を試してみて from Tokyo Gnawa Trance
V3の方は特定の音域がカットされるように聞こえ、音程が際立っているように感じました。
ゲンブリに関しては小型のタイプの楽器(音域がゲンブリよりも5度上)との相性が良かったです。
(相性がいいということは全音域のバランスが良いこと。つまりミキサーで音の調整をする必要がほとんどないという意味です。)
大型のゲンブリの方は従来の現行モデルのMSPとの相性が良いです。
そもそも低音楽器は音を拾うのが難しいのですが、
ゲンブリのガット弦は個体差が激しいので、特にそういうことになったと思われます。
弦の太さが調整されている既製品の楽器であれば、その音程をシャープに出す場合、V3の力が発揮されるでしょうか。
まとめると、
音程を際立たせたい、シャープに出したいのならば新型V3。
音色…例えば、暖かい音、ふくよかさなど、全体の音の質感を大事にするならば現行モデル。
*2017年4月15日にTokyo Gnawa Tranceさんよりいただいたコメント。*
*MSP-V3とは、2017年1月より発売されたMSPの新しいモデルです。*