だいどうじさかえさんのMSPピックアップをカヴァキーニョ(Cavaquinho)に使ってみた
ピックアップメーカー123sound.jpがだいどうじさかえさんのアコースティック楽器用ピックアップマイクMSPの使用例をご紹介します。
カヴァキーニョ(Cavaquinho)にMSPを使ったご感想 from だいどうじさかえ
わたしが演奏しているサンバやショーロのスタイルでは「高音から低音までバランスよく出て、パワーもあり、かついい感じでシャキッとしていてほしい」というのが、ひとつの理想です。打楽器的なリズムワークを中心にハーモニーを奏でるという事とメロディーを弾くという、大きく二つの側面があるので、そのサウンドバランスを求めたくなるのです。
そのサウンドをイメージしながら、MPSの取り付け位置をボディの右側半分のいろいろな位置で試してみました。
「①サウンドホール右上」「②サウンドホール右下」「③ブリッジのすぐ横~上」「④ブリッジの上」「⑤ボディ右下」
※カヴァキーニョは基本的に抱えて弾くため、ボディ左半分は右手に当たったりして演奏しにくいのです。
結論から言うと今回試した中での取り付け位置は
「③のブリッジのすぐ横付近」が、自然な高音に中低音が足された感じになっていい感じでした。
ちなみに他の場所のキャラクターイメージは、
「①サウンドホール右上」とてもクリアなサウンドだけど線が細い
「②サウンドホール右下」より中域が足される感じ。悪くないです。
「④ブリッジの上」完全にモコモコ
「⑤ボディ右下」中低域成分が増えていく印象。
その中でもこのピックアップは、本当に数ミリ取り付け場所が
変わるだけで、本当に大きくサウンドキャラクターが変化するので
それぞれの場所の特性を参考に、さらに絞り込んでいくと
自分の理想のサウンドを見つける事ができますね。
カヴァキーニョの多くは、手作りで作られているため
個体差の大きい楽器ですが、このピックアップの、
ナチュラルな特性とパワーとこのマグネット方式で
自分の好みを音を探していけるので
色々な個性のカヴァキーニョでも、自分の好きなサウンドを
生み出していく事ができそうです。
●使用機材●「ド・ソウトのカヴァキーニョ」いつも演奏時にやってるのと同じにミキサーに直接入れました。(ピエーゾの為、DI使用)
*2016年4月にだいどうじさかえさんよりいただいたコメント。*
●取付け位置による音の違い。●
ブリッジ右下
|
ブリッジ横上
|
ブリッジボディ右上
|
だいどうじさかえ Biography
だいどうじさかえ
1998年にブラジルへ渡り、帰国後、本格的にカヴァキーニョ奏者としての活動をスタート。
2003年にブラジルを代表するカヴァキーニョ奏者
「ルシアーナ・ハベーロ」に師事。以降リオを訪れる度に
Escola Portátil de Música(ショーロ学校)にて
ルシアーナとジャイミ・ヴィニョーリのクラスで学ぶ。
ブラジル、リオデジャネイロの国営ラジオ「 Rádio Nacional 」
(ラジオ・ナショナル)公開生放送ライブに3度出演「コンジュント・エポカ・ヂ・オウロ」と共演。
現在、様々な歌手のサポートをはじめ、
ショーログループ「ホーザホーシャ」の演奏活動をはじめ、
「沢田知可子」「ピーター」「秋元順子」「野沢知子」「ホーザホーシャ」
アニメ界のヒットメーカー「UZA」等のレコーディングにも参加。
サンバ、ショーロをベースに様々なシーンで活躍中
*だいどうじさかえさんのサイトhttp://daidoji.at.webry.info/より引用。2016年4月現在。*
Other
【だいどうじさかえさんのサイトリンク】
【MSPピックアップをカヴァキーニョ(カバキーニョ)に使用した動画】
MSPとは
マグネットサンドイッチドピックアップ、通称MSP(エムエスピー)。磁石で簡単に取り付けられる、国内・国際特許取得済の新しいタイプのコンタクトピックアップです。電池のいらないパッシブタイプのマイク。ピエゾとは思えない自然な音を実現できます。
詳細を確認する
楽器を傷つけずに取り付け可能
磁石で楽器のサウンドボードをはさむだけで簡単に取り付けられます。楽器に穴をあける必要も特別な工具も必要ありません。粘着で楽器を汚すこともありません。届いたその日に取り付けができ、いらない時には外せるので、お手持ちの複数の楽器に使いまわせます。
詳細を確認する
好みの音を探せる
MSPは取り付けた位置の音の響きをとりますので、取り付け位置が数ミリ変わるだけでも違う音色を楽しめます。様々な取り付け位置をお試しいただき、お気に入りの音色を見つけてください。お客様の使用例は下記リンクよりご覧いただけます。
詳細を確認する
自然な音色
強力なネオジム磁石でピックアップを押圧することで、サウンドボードの響きをダイレクトにとることができます。これが123sound.jpの特許技術。楽器を傷つけず固定するだけでなく、個々の楽器の音の個性を引き出すことができるのも魅力のピックアップです。
詳細を確認する
|