ブルーグラス奏法の演奏でリゾネーターのバンジョーでMSPピックアップマイクを使用

MSPピックアップマイクをバンジョーに使ってみた

ピックアップメーカー123sound.jpがピックアップマイクMSPをバンジョーに使用した実例をご紹介します。

バンジョーにMSPを使ったご感想 from 北海道 今西 様

MSPピックアップシンプルキットを取り付けた楽器はバンジョーです。 後ろ側に何もついていないオープンバックではなく、リゾネーターの付いたブルーグラス仕様の楽器(Tokai T-1200R)です。当然ですが奏法もブルーグラスプレイがほとんどです。
YouTubeの画像とかを見ているとヘッドに取り付けているのがほとんどで、今までも接着するタイプノピエゾピックアップは何個も試してきてヘッドに貼り付けてきたので、そのように取り付けました。
ここまでは良かったのですが、実際にプレイしてみると、音は今まで試してきた貼り付けタイプのピエゾに比べると自然に近い音がしていいのですが、右手の指がヘッドに触れるたびに太鼓のような耳障りな雑音が出てしまいます。
ブルーグラス奏法は3フィンガーなので、右手の小指・薬指をヘッドに置いてプレイします。 置く場所もブリッヂの近くからネックの付け根辺りまで頻繁に動きます。その度にノイズを拾います。 ヘッド面を軽く指でたたくと本当にバスドラムのような音がします。 今までのピエゾでは、接触音は聞こえますがここまで太鼓のようには聞こえませんでした。
対策として以下のことをやってみました。

対策結果
取付位置を変えて接触音の弱い場所を探す接触音の弱い場所は音もショボい
ヘッドの下にタオルを挟む接触音は弱くなるがモヤッとした音になる
ヘッドと磁石の間に緩衝材(フェルト、薄い革、薄いゴム)を挟む接触音もするし音も悪い
テイルピースに付ける接触音はしないがバンジョーの音ではない
磁石に軽く指で触れる接触ノイズは聞こえないしバンジョーらしい音もするけど手が二本しかないので無理

オープンバックではなくリゾネーターのついたバンジョーの表に磁石を取り付け バンジョーのボディーヘッドの裏側にMSPピックアップを装着

今までいろいろなピックアップで試してきたのですが、音がいいだけに惜しいです。 ピエゾはキンキンした音しか出ないし、マグネチックピックアップはエレキギターのような音だし、これは普通にバンジョーの音がします。

せっかくいい音がするので、その後、また色々な方法を試してみました。 結果、ある程度接触音が貼り付けタイプのピエゾ程度に軽減できて音も多少ヌケは悪くはなりましたが、イコライザーで対応できています。
以下のような対策をしてみました。


ピックアップ本体をヘッド裏側に付ける ⇒ 表側より多少接触音がちいさい感じがします。
いい取付位置を探す ⇒ これが一番時間がかかりました。
付属のポジショニング磁石(5mm厚)は強力すぎなので弱いものに変える。
磁石が強いと音も大きくヌケも良いのですが接触音も大きくなります。磁石が弱いと多少音も小さめですが接触音も小さくなります。


以上のことで何とか使えると思います。
他の楽器では試してはいないのですがこれから色々とやってみたいと思います。


*2018年6月に北海道の今西様よりいただいたコメント。*


MSPピックアップのメーカー123sound.jpより

今西様は弊社ではなかなか実験する機会のないバンジョーでの取り付けの実験をとことん追求してくださいました。楽器の個体差・音の好み等はございますが、取り付けにあたり、音を探す方法の参考になるかと思います。今回、今西様がお使いになっていた5mm厚磁石では磁力が強すぎたようですが、3mm厚の磁石で試してみるのも良いかもしれません。まだまだバンジョーへの使用に関するレビュー、お写真、ライン音源、動画等を募集いたしておりますので、どうぞよろしくおねがいいたします。今回ご協力いただきました今西様、誠にありがとうございました!

*2018年6月*

MSP-V3を使ったご感想と通常MSPとの比較 from 北海道 今西 様

セットしてみて一番の違いはMSPはソフトでマイルドな感じの音、V3の方はヌケの良いシャープな感じの音に感じました。
外観は全く同じですが出てくる音には違いがあります。どちらが良いのかは好みの分かれるところかとは思いますが、個人的にはV3の方が自分の楽器や奏法に向いている感じです。V3は、ヌケの良いシャープな感じの音ですが、その分MSPで問題のあった接触音、反響音も大きく拾ってしまいます。
そこでまた、これの対策が必要になってきます。MSPで施した対策に加えて新たな対策を考えてみました。

V3でもピックアップは表面より裏面のほうが良いと思いましたのでまた、裏側にセットしました。ポジショニング磁石は強いもの(5mm)だと反響音、接触音も大きくハウリングもし易いようです。それで弱い(3mm)磁石を使いました。
防振粘着マットをMSP-V3ピックアップに張り付け 化粧用シリコンパフをMSP-V3ピックアップに張り付け 前にMSPを使ったときに書きましたが”指を軽く触れる(ピックアップ、磁石)反響音、接触音が止まるのですが手が3本無いので無理”とレポートしましたが、何とか指の代わりになるものはないかと考え、女性がお化粧に使うシリコンパフと地震対策で家具やテレビの下に敷く防振粘着マットを試してみましたが、どちらも指ほどではありませんが、けっこう反響音、接触音をおさえてくれました。
ポジショニング磁石を防振粘着マットで加工 防振粘着マット加工した磁石でMSP-V3を取り付けピックアップ本体でもポジショニング磁石でもどとらにつけても効果は変わりなかったので目立たない裏側に付けたピックアップに貼り付けました。 貼り付け方は100円ショップで買った磁石で挟むと言う方法で簡単に取り付けられます。これである程度満足のいく結果が得られたと思います。 実際には防振粘着マットの方が扱いやすかったので、50mm角の耐震マット2枚の間に磁石を挟んで取り付けています。
<耐震マットを使用したテスト動画>

こんな結果ですがまだまだ課題はあります。試験したのはリゾネーターを外してオープンバック状態です。実際にリゾネーターを付けるとすこし反響音、接触音が気になります。 まだまだ色々とやってみなければならないと思っています。

*2018年7月に北海道の今西様よりいただいたコメント。*


MSPピックアップのメーカー123sound.jpより

今西様には追加でMSP-V3の取り付け実験にもご協力いただきました。「通常のMSPとMSP-V3はどちらが良いのか」というお問い合わせをよくいただきますが、他楽器では「音抜け重視ならMSP-V3、厚みのある自然な音なら通常のMSP」とご案内しておりました。今回の今西様のご評価のように、バンジョーにおいても音の好みによってお選びいただくのが良いのかもしれません。MSP-V3は後発のモデルであるのと通常版より値段が高いため、より良い音がすると思われがちですが、音の好みや奏法、演奏環境応じてお選びいただければと思います。

*2018年7月*

    

使用例動画

MSPとは

磁石で取り付けるマグネティックマイク

マグネットサンドイッチドピックアップ、通称MSP(エムエスピー)。磁石で簡単に取り付けられる、国内・国際特許取得済の新しいタイプのコンタクトピックアップです。電池のいらないパッシブタイプのマイク。ピエゾとは思えない自然な音を実現できます。

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楽器を傷つけずに取り付け可能

磁石で楽器のサウンドボードをはさむだけで簡単に取り付けられます。楽器に穴をあける必要も特別な工具も必要ありません。粘着で楽器を汚すこともありません。届いたその日に取り付けができ、いらない時には外せるので、お手持ちの複数の楽器に使いまわせます。

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好みの音を探せる

MSPは取り付けた位置の音の響きをとりますので、取り付け位置が数ミリ変わるだけでも違う音色を楽しめます。様々な取り付け位置をお試しいただき、お気に入りの音色を見つけてください。お客様の使用例は下記リンクよりご覧いただけます。

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自然な音色

強力なネオジム磁石でピックアップを押圧することで、サウンドボードの響きをダイレクトにとることができます。これが123sound.jpの特許技術。楽器を傷つけず固定するだけでなく、個々の楽器の音の個性を引き出すことができるのも魅力のピックアップです。

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