大型ハープアルパにMSP-Strongerストロンガーピックアップマイクを加工なしで簡単に取り付けミキサー付きアンプを使用

奥村陽子さんご協力★MSP-Strongerピックアップマイクをアルパに取り付け実験

123sound.jp(ワンツースリーサウンド)の磁石で取り付けるコンタクトタイプのピエゾピックアップマイクMSP。アルパ奏者の奥村陽子さんにご協力いただき、MSPピックアップをアルパに取り付けて、奥村さんが普段お使いになるアンプで出力した実験のレポートです。

MSP-Strongerピックアップをアルパに使った実験内容と機材について


加工せずに磁石で挟むだけのマグネット式で37弦アルパへコンタクトピックアップマイクを数秒で取り付け マグネット式のピックアップマイクでアルパの反響板を磁石で挟み込んで簡単に取り付けた横からの写真 動画構成:
00:00~ デジタルカメラの録音音源
00:28~ MSPピックアップのライン録音
01:07~ アルパへのピックアップの取り付け

使用機材:

  • MSPピックアップ(Strongerモデル)+クッション材付き8mm厚ポジショニング磁石
  • Roland BA-330 Stereo Portable Amplifier(アンプ/INSTRUMENT入力使用/EQフラット/エフェクトなし)
  • Steinberg UR22mkII(オーディオインターフェイス/アンプのLINE OUTを入力/録音時も録音後もエフェクト・EQ調整は行っていません)
  • デジタルカメラ(カメラでの録音は内臓マイクを使用)

機材セッティング:
ハープ>MSPピックアップ>シールドケーブル(モノラルフォーン)>アンプ>アンプのラインアウト>シールドケーブル(モノラルフォーン)>オーディオインターフェース>パソコン
※すべての機材、録音ソフトにおいてイコライジングやエフェクトは使用していません。

MSPピックアップの取り付け:
取り付け位置の選定は、奏者から反響板を見て左側の面上で行いました。ブレイスのようなパーツを避けた位置で高音弦側に寄せたり、低音弦側に寄せたりしながら、アンプのスピーカーから出る音が高音から低音までバランスよく出て心地良いと感じる取り付け位置(上の動画参照)で決定しました。参考のためにライン録音を行っておりますが、ライン録音音源に沿ったセッティングは行っておりません。

MSPピックアップのメーカー123sound.jpによる実験レポート

実験の目的:今回、実験にご協力くださったアルパ奏者の奥村陽子さんは、普段はコンデンサーマイクをアンプ(Roland BA-330 Stereo Portable Amplifier)に接続して、音の増幅をしているそうです。 コンデンサーマイクの特性上、ハウリングに悩まされることもあるのだとか。この実験ではMSPピックアップの使用でハウリングの問題と音質の改善を目指しました。

Roland BA-330アンプのセッティング、裏のコントロールパネル、つまみセッティングについて: 実践での使用を意識して、シンプルなセッティングとアンプから出る音が良いものになることを目指しました。奥村さんが普段お使いのアンプ「Roland BA-330」にはINSTRUMENT入力設定がありましたので、それを利用してDI(インピーダンス変換装置)を使用せずにシールドケーブルを介すだけで入力するという、簡単なセッティングで音出しを行っています。
MSPピックアップの音質が分かりやすいように、アンプの設定はエフェクトを切ってイコライジングはフラット(12時の中立の状態)にして、音の調整は取り付け位置を変えることのみで行いました。アンプのボリュームは奥村さんが演奏しながら音の確認ができる音量まで上げています。

実験の結果:アンプをアルパに向けて使用していますが、ハウリングを起こしていませんでした。音質に関してはアンプを通すことによる電気っぽさが軽減されたように感じていただけたようです。

総評: 動画ではライン録音の音源もお聞きいただけますが、実際に演奏会で重要なのはアンプから出た音だと思います。アンプの特性とマイクの特性、そしてハープの個性とピックアップの取り付け位置などで音が決まってきます。音質を決めるにはいろんな要素があり、また、奏者さんそれぞれに音に好みがあり、どんなマイクやピックアップがいいのか、迷われることと思います。 今回、奥村さんは取り付けが簡単であることが一番の驚きのようでした。慣れれば数秒で取り付けることができる扱いやすさもお選びいただくのに重要な要素になるのではと感じました。

MSPピックアップ販売サイト:https://123music.jp
MSPピックアップ詳細:https://123sound.jp/msp.html
アルパにお勧めのピックアップキット:MSP-Stronger ピックアップ ハープ用キットhttps://www.123music.jp/?pid=122386220

奥村陽子さんプロフィール

日本人パラグアイ移住80周年記念文化事業代表奏者/アルパ奏者の奥村陽子YokoOkumuraさんプロフィール写真

奥村陽子(Okumura Yoko):アルパ&レバーハープ奏者

愛知県西尾市(旧幡豆郡)出身、アルパ&ハープ教室「ムシカグラティア(Musica Gratia)」代表

  • 第10回大阪国際音楽コンクール民俗楽器部門入選
  • 第7回全日本アルパコンクール銀賞、千葉日報社賞受賞
  • 2016年夏日本人パラグアイ移住80周年記念文化事業代表奏者

*オフィシャルブログhttps://blog.goo.ne.jp/yokoalpa より引用/2021年6月*

    

MSPピックアップのアルパとハープへの使用動画

MSPとは

磁石で取り付けるマグネティックマイク

マグネットサンドイッチドピックアップ、通称MSP(エムエスピー)。磁石で簡単に取り付けられる、国内・国際特許取得済の新しいタイプのコンタクトピックアップです。電池のいらないパッシブタイプのマイク。ピエゾとは思えない自然な音を実現できます。

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楽器を傷つけずに取り付け可能

磁石で楽器のサウンドボードをはさむだけで簡単に取り付けられます。楽器に穴をあける必要も特別な工具も必要ありません。粘着で楽器を汚すこともありません。届いたその日に取り付けができ、いらない時には外せるので、お手持ちの複数の楽器に使いまわせます。

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好みの音を探せる

MSPは取り付けた位置の音の響きをとりますので、取り付け位置が数ミリ変わるだけでも違う音色を楽しめます。様々な取り付け位置をお試しいただき、お気に入りの音色を見つけてください。お客様の使用例は下記リンクよりご覧いただけます。

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自然な音色

強力なネオジム磁石でピックアップを押圧することで、サウンドボードの響きをダイレクトにとることができます。これが123sound.jpの特許技術。楽器を傷つけず固定するだけでなく、個々の楽器の音の個性を引き出すことができるのも魅力のピックアップです。

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