今回の実験台は・・・・ソプラノのコアロハ、パイナップル!はじめはテナーカマカにしようかと思ったのですが、ソプラノをお持ちの生徒さんが多いので選びました。
5mm厚を使ったので、磁力が強力で外れにくいのが良いところなのですが、横からそーっと近づけても、結構「カンッ!」となっちゃいます。付ける時はちょっと怖かったです。 板厚の薄いウクレレや高価なウクレレに付ける場合は付属のフェルトを間に入れて、3mm厚を使ったら良いと思います。 ただ3mm厚は一個しかないんですよね。
裏側は平らな場所に付けなければいけないので、出来れば歯医者さんが使う丸い小さな鏡で確認してからが良いのですが、今回は当然無いのでセッター越しに手触りで確認してからやりました。生徒さんのウクレレに付けるのが主な目的なので、近い内に鏡を買います!本体を表側から滑らせるように赤丸付近に横から近づけます。
本体の方は「カンッ!」とならずに付ける事が出来ました。後は余ったケーブルをぐるぐる巻いてセット完了。何度か練習しましたが、慣れるとスグ装着できました。
MSPのHPにも書いてあるのですが、粘着ガムとか両面テープ方式のピックアップよりも明らかに出力が高いです。 アクティブのアンダーサドル方式と同じぐらいかもしれません。それほど強力にマグネットで板を挟んでるとゆう事ですね。 DIとかプリアンプいらないんじゃないの?ってぐらいです。
でも一応 L.R.Baggs の PARA Acoustic DIに通して弾いてみました。 ウクレレの箱鳴り感がしっかりとあって、安価なコンタクトピックアップにありがちなペラペラな音じゃないです! 芯のある暖かい音とでも言いましょうか。 ウクレレで大事な、ふくよかなlow~low-midが損なわれる事なくしっかりと出力されています イコライザーでハイを少し上げるとしっかり輪郭も出ます。
コンタクト式ピックアップ全てに言える事ですが、装着位置によってかなり音が変わります。 位置を変える際もマグネットなのでゆっくり滑らせる事が出来るのでかなり楽ですし、好みの音が出る位置を探りやすいです。本体のウクレレに接触する面もゴムっぽい素材なので、傷もつかなかったです。 両面テープ式で場所を変えるなんて本当に大変です(笑・・・・えない)
※位置移動の際、ブレーシング(表板の裏に貼ってある補強板みたいなもの)はちゃんと確認してくださいね。マグネット外れちゃいますから。
ガムとか両面テープ方式のピックアップは外した跡が残るし、装着場所を手軽に変えれない上に跡を綺麗に拭くのも大変。 以前コメントにもあった通り、塗装が剥がれそうで不安。
以上の理由でMSPにしたのですが、音の面でも大成功でした! 不安点は、マグネットセッターを曲げ伸ばし繰り返してる内に折れないかどうか ケーブルを止めるクリップが折れないかですが今のところは大丈夫です。 装着時の「カンッ!」となる衝撃には注意が必要ですが、慣れると大丈夫そうです。 オールラッカー塗装(下にポリを吹いていない)の楽器だと、衝撃で塗装が白くなっちゃうかも知れないので、他のウクレレで練習してからの方がいいかもです。フェルトも使うとなお安心です。●追記●外側の磁石を取り付ける際に、楽器との間に指一本挟みながら磁力が引き合う場所を探し、 MSP本体をゆっくりと取付ければかなり解消する事ができます。
これで生徒さんにもリバーブを通した大きい音で気持ちよく弾いてもらえそうです♪
*「ウクレレ教室そどみらのブログ」2016年04月02日の記事より*