タップの集音でMSPピックアップを2台使ったのですが、結果として抜群に集音できました。
持ち込みのタップボードが木製の2~3cm厚のボードで、ボード下にクッション素材を噛ませていたためマグネットで挟み込む事が容易であった(8mm厚磁石)というのも大きな利点だったのかもしれません。
マグネット以外にも、両面テープ、シール付きの金属板(※1)、ガムテープで上から固定(※2)と試しましたが、マグネットが一番ボードの振動を再現できていたと思います。
吸着の強さが音の再現に比例するのかなと。
木製ボードの柔らかな音質や欲しい硬さも問題なし。
あとは当たり前といえば当たり前なんですが、ピックアップに近づいた時と離れた時のアタックの差が如実に出る印象。
ボードの両端にピックアップを設置し、センターにはコンデンサーマイクでフォローという形で挑んだのですが、それでも音のムラが少しきになるかと・・・
(PCCやガンマイクあれば良かったのですが持ってなかったので。。)
コンプをしっかりかけてゲイン稼げればそこそこ解消はできたので全然許容範囲ではありましたが。
それを踏まえてもハウリングせずにあれだけしっかりとPAできるのは非常に大きなメリットだと思います。
今回はタップボードで使用しましたが、吸着が肝の機材なので、設置環境が大きな判断材料になってくるのかなと。
マグネット以外にもしっかりと吸着できる技があれば尚良しです。
今度はCajon等にも使ってみようかと思います。
※1:3cm径のシールつき金属板(123sound.jpより本実験のため提供)をボードに張り付け、ポジショニング磁石なしに金属板にMSP本体を吸着させる ※2:磁石なしガムテープでMSP本体をボードに張り付け
*2018年5月に橋本 正喜さんよりいただいたコメント。*